2003年06月08日

Garbage

 「誰からも必要とされないもの」は自動的に消滅させられてしまう世界。そこで作り上げられるいびつな形のコミュニティ、歪んだ形の関係性。現実世界に内在する、『オブジェクト指向的恐怖』が極端な形で顕現したこの世界が生み出す齟齬とは・・・。

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2000年05月30日

風景の見える音のスケッチ - TANGO EN SKAI/Roland Dyens

 賑やかな真夏のバーの喧噪の中、形としての自分は消失し、意識としての自分が実体化する。孤独をアイデンティティとした意識はその負荷に耐えなれず軋み、重みを軽減してくれる何かを求め悲痛な思いで駆け巡る。曲の進行と共に進むその意識のプロセスとは?

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1999年12月29日

何もない未来へ

 当初は1999-2000の年末年始企画として書き始めた連載小説ですが、第三章まで書いた時点で筆が止まり、第五章まではできたものの2004年11月現在未だに完成を見ないままです・・・。突如日本を襲った殺人ウィルスにより、廃虚と化した街。突然崩れた日常、あまりに受け入れ難い現実。人はそれをどう受け入れるのか。人は、どう生きるのか。

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1999年06月19日

やがて消え行く幻達へ

 酷く曖昧な分かれ道。進むのがためらわれるのは一体何故なんでしょう。それは正解のない2つの選択肢だったのかもしれないし、結局は自分が立ち止まっていたその時間が正解をなくしていくのかも知れません。過去も現在も全て含めて、私が出会った幻達へ・・・。

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1998年08月13日

街灯のない道

 最初は普通のストーリー小説に見せ掛けた、実は相変わらずのテーマ小説。前半と後半をきれいに分けて対比構造を狙ってみました。僕らの進む道。孤独を生み出すもの。街灯のない道。常に遠くに見える光。それらはきっと何かよく似た風景・・・。

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1998年05月05日

理想郷 〜雲の彼方〜

 雑誌『Toward evening』で発表する際、ページ数の関係でカットした部分を含む初稿版。理想郷を目指す者達。彼らは天使なのか、それとも・・・。どこにいても何にでも、見えないものは存在する。そのテーマを極端なまでの描写で描く。

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1996年12月18日

孤独のジングルヘル

 その昔完全にウケ狙いで書いたもの。あまり深い意味はないので適当に読み流してください。

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