1999年12月11日(土曜日)

定演終了!

 定演終了〜!!!!!! やっと長い間我々を悩ませてくれていた定期演奏会が終了しました。演奏会全体としてはアンケ−トを読む限りかなり評判がよかったようで嬉しい限りです。個人的には調弦とソロの『大聖堂』に多少心残りがあるのですが、まぁそこはそこ。指揮が泣ける演奏会はいい演奏会だったということでしょう。満足しています。今の私達にできることは全てやれた演奏会だったと思っています。

 総轄をするならまずラテン。『アチチ』の2回目のAメロのソロのオクタ−ブ奏法、いきなりミスってしまって申し訳ありませんでした。おかげで一瞬アンサンブル全体が崩壊しかけてしまいました。ごめんなさい。あとラテンに関してはグラサンをかけながらノリノリの振りで『Vamos』のパーカスを叩くG.S.J.K.が見てて笑えてよかったです。緊張がほぐれました。ポピュラーは練習開始当初はどうなることやらと思いましたが、本番は実に綺麗に決まって(まぁ個人レベルで多少のミスはあったようですが)気分爽快でした。ポピは本当にラテンを食わんばかりに評判がよかったようで、アンケ−トを読んでてちょっと嬉しくなりました。『Feed the birds』は好評だったようですね。私が衣笠CGCの(元?)マスコットの命を受けて実行した花束投げは色々な意味で賛否両論だったようですが、まぁそれもアリ。個人的には私がブ−ケを投げた瞬間に笑いが起きたのがちょっと意外でした。あそこはうっとりするところだろー!? フラメンコに関してはもはや何もいうますまい。一部からはやりすぎとの声も上がっていたようですが、やりすぎるくらいやれるのも今の最強の面々の力があってこそ。あんたらぁ逞しくやったよ。『リベル』は「怪しさを醸せれば勝ち」と息巻いて、意気揚々と黒のロングコ−ト着て口のところまで赤いマフラーを巻いて出たはいいのですが、実はあのマフラーのおかげで7フレット以上のところが全く視界に入ってこなくて弾くのに相当苦労しました。う〜ん、練習は大丈夫だったのになぁ・・・。そう、練習の時はあれにさらに黒のグラサンまで付いてたんですよ。アイコンタクトが取れないから止めろと仲間からクレームが付いたので本番はやめましたが。『タンゴ・アン・スカイ』はその圧倒的な技術力に皆感嘆していたようです。よくは聴けませんでしたがやりましたね、まりも氏。『ロンドン』はちょっと音が小さい等の音量関係のクレームは付いていたようですが、ギターの美しい音色を活かした演奏との好評の方が目立ちました。よかったですね。私は練習の段階ではこの二人の後に弾くのが嫌で嫌でたまりませんでした。そして『大聖堂』。独重の時とは違って最初から仕上がりに不安のある状態でステージに立ちましたが、意外や緊張もせず、集中力も後半尻上がりに上がってくるという感じでいけたのでまぁよかったです。アンケートでは手放しで褒めちぎる人とまだまだだなと言う人と、実に賛否両論真っ二つに分かれましたが、個人的には第一、第二楽章はなかなかうまくいけたと思っています。第三はまぁ練習以上ではないが以下でもないという感じですか。とりあえずノーミスで弾くのは諦めていたので、いかにミスしても崩れないかを考えて練習していたのが多少は功を奏したのでしょう。テンポの安定感だけはやたらと評判がよかったです。ブリッジよりの音で終始弾いていたことに対するクレ−ムもあったようですが、少なくとも第一楽章ではあのギタ−で弾く際高音域はホールよりだと鳴ってれないので、それでややブリッジよりで弾くように心掛けたというのはあります。後の部分はノリでしょう。最後に大合奏です。本番当日の通しリハではそれまでやらかしたこともないような大きなミスを『ロンド』でやらかしてアンサンブルが完全に崩壊するという事態を見てしまい、本番実に不安でした。しかし蓋を開けてみれば『カノン』も『ロンド』も『ブランデンブルグ』も大きな崩れは見せずに、むしろ練習以上にまとまりのある演奏ができてよかったのではないでしょうか。だから本番はアドレナリンが出るから大丈夫だ、って言っただろ?問題の超難曲『ブランデンブルグ』も本番しっかり決まって、評判もかなりよかったようで嬉しい限りです。そして編曲し直した『スペ花』もカッコいいと大好評。かくして今年の定演は無事幕を下ろしたわけです。アンコ−ルの途中で指揮者が見せた涙は演奏している私達にも感動と充足感を与えてくれました。よかったぜ、ガッティ。

 思えば後期に入ってからはずっとこの定演にかかりっきりでしたが、終わってみればあっという間だったような・・・。いつもそうですが、こういうのって本番当日まではいつまでも続くかのような長い時間に思えても、終わってしまえばまさに「光陰矢のごとし」って感じですよね。色々とゴタゴタもありましたし、演奏会自体が終わった今でもけじめを付けなければいけない問題は多少残っていたりもするのですが、その色々なトラブルがありつつもこの演奏会に向けて部の皆と頑張ってきた時間は凄く実になった素晴らしい時間だったと今になって実感できますし、大切な時間だったと感謝しています。今の執行部の面々で中心になって定演を作るのもこれが最初で最後なわけですが、その一回限りのチャンスでやれることはやったという充足感が味わえたのは幸せなことだと思います。巡り合えた運命と、共に頑張った仲間達に本当に感謝します。そういうとちょっとくさいかもわかりませんけどね。でもこういうことは言わずに後悔はしたくないですから。クラギタの皆、特に99'執行部の皆とは一緒にここまでやってこれて本当に嬉しいです。願わくばこの気持ちが消えないことを・・・。

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