2005年09月10日(土曜日)

EXPO 2005『愛・地球博』- キッコロゴンドラ/シンガポール館/そして、帰路

 イギリス館を出てそろそろいい加減疲れきっていた私達は、ロシア館の何だか昭和を感じさせるレトロなペイントがされているパビリオンに少々の興味を抱きつつ、もはやその列に並ぶ気力がなかったので一路キッコロゴンドラに乗るためゴンドラ北駅へ向かいます。それに乗ればこのリニモからかなり離れたところにあるグローバル・コモン4から一気に入り口近くのゴンドラ南駅までワープできるはずです。ゴンドラの混み具合はまぁそこそこ。5分くらい待てば乗れる感じです。列に並んでチケットを買い、子供連れの夫婦と相乗りになる形でゴンドラに乗り込みました。

 キッコロゴンドラはそのかわいいネーミングに似合わず非常に初動速度の早いゴンドラで、扉が閉まったなと思うと一気にグンと加速してトップスピードに乗ってしまいます。それがまた結構早いのです。ゴンドラ北駅を一気に抜け出して、もう完全に夜空に変わった万博会場の上空へ。なかなか爽快です。このキッコロゴンドラは森林体験ゾーンの上を通る時間が長い関係上、前半はあまり灯のある景色が目立ちません。遠くに見える各パビリオンの灯が夜景として見えるだけで、都会の夜景程きらびやかではないのです。このゴンドラはもしかしたら夕暮れの頃に沈み行く太陽を眺めながら乗るのが一番きれいかもしれません。

 そしてゴンドラも終着に近づき、愛・地球広場の上に差しかかろうとした時です。地上が異様な雰囲気に包まれていることに気がつきました。下の愛・地球広場がギッシリと人で埋め尽くされ、ステージではライブが行われています。「誰だ?」とスクリーンに映し出される姿を見てみるとそれは南こうせつです。後で知ったことですが、この日は南こうせつがトワイライト・コンサートということでこの愛・地球広場で歌っていたのです。そしてそこに集まった観客数は3,000人。ちょっと凄い光景でした。このキッコロ・ゴンドラはまさにその会場となっている愛・地球広場の真上を通過していきます。3,000人の真上を。ざわめく3,000人の聴衆を足下に眺めながら、上からステージを見る。なかなか体験できる光景ではありません。コンサート会場の熱気と眼下に広がる3,000人の聴衆を見ながら、何だか妙に高揚感を覚えたりしました。なかなかいい風景でした。

 そしてゴンドラ南駅に着いた後は、一応企業パビリオンも回ったように見せかけておくかというコンセプトの下、トヨタ館の前で記念撮影。写真だけは残しておきました。そしてその後せっかくだから記念写真を撮ってもらおうと、撮ってくれるブースまで移動。しかしそこが最初に行ったグローバル・コモン6のさらに向こう。痛い足を引きずりつつ、夜になってまた雰囲気が変わったグローバル・ループを再び歩いていきました。そしてグローバル・コモン6に差しかかった時にあることを思い出します。そういえば連れはシンガポール館に行きたがっていたのに、最初行った時は混んでいて入らなかったのです。ここはもう一つくらい頑張って並んでおくかということで、最後にシンガポール館に入ることにしました。

 シンガポール館は、入るとまずビニール傘を渡されます。そして一つの部屋に集められ、シンガポールの暮らしや文化を紹介する映像が流れます。とりあえずそれを見ていると、数分経った頃に上からポツッ、ポツッと水が降ってきます。スコール体験です。そしてその数滴雨垂れを合図にそれは一気に勢いを増して、もの凄い土砂降りに変わります。傘を低くさして、持ち物が濡れないようにするのが精一杯。もの凄い降り方です。尋常じゃありません。これがスコールというものなんでしょうか。そして終わった後、何故か私のシャツだけがずぶ濡れになっていました(泣)。周りを見渡しても、ちょっとくらい濡れている人はいても私のように上半身の半分以上が水に濡れている人などおりません。何故私だけ濡れたのか腑に落ちないままシンガポール館の続きを見ていくわけですが、濡れたシャツが背中にくっつくともの凄く冷たかったです・・・。そしてマーライオンの前で記念写真など撮影し、シンガポール館を後にしました。

 その後無事フジフィルムのブースで記念撮影を終えたのが20時くらい。正直一日でこんなに頑張って回るとは思っていなかったので、さすがにもうクタクタです。後はもう土産を買って帰るだけということで、出口前の公式ショップに向かいます。ところが、この公式ショップがメチャクチャ混んでいるのです。店の中を移動するのも人の波をかきわけてでないといけないし、レジもディズニーランドの人気アトラクション並みの長蛇の列です。ハッキリ言って、一日の中でここが一番並びました・・・。しかもほとんどの商品は名古屋駅とかで売ってるのです。いやー、大変でした。

 しかし本当に大変なのは実はここからです。入場の際手荷物預かり所に預けたノートPCやお泊まり道具等を入れた旅行荷物を受け取って帰りのリニモに乗ろうとするわけですが、それが会場出口からホームまでずっと人が並んでるのです!「オイオイ、これじゃ乗るのに何時間かかるんだよ」と思いつつも並ぶと、万博八草方面は意外に空いていてちょっと助かりました。とはいえ超満員のすし詰めリニモに乗るのに30分弱。やっとリニモに乗れたのは21時頃でした。ただでさえ弱った足腰に重い荷物も加わり、もうここで体は悲鳴を上げて限界に達してしまいました。おかげで名古屋に向かう電車の中では立っているのも辛い程の腰痛に襲われ、混雑が解消してきた頃合いを見計らってちょっとストレッチをしてごまかしたりしながら何とかホテルまで辿り着いたとのことです。いやー、最後の土産物屋からリニモ、名古屋駅までの混雑は最低でした。

 総じてこの万博、ここまで熱を入れて日記書いていることからもわかるようにかなり楽しませてもらいました。元々は「何年か経ってから愛知万博行きたかったなーと思ってももう二度といけないからなー」という曖昧な動機で「行こう」と言い出したわけですが、いやいや行ってみたら想像以上に色々面白い。何か万博って行ってもいないのに「どうせつまらないんだろ」とか言っている方も多いのですが、そんなことはありません。かなり見所もあり、いい体験できます。是非行ってみるといいですよ。

 ・・・ただし、あの長時間の歩きと最後重い荷物を背負っての帰路で、ただでさえ最近腰痛に悩まされていた私の腰はとうとうトドメを差されてしまいましたとさ。ふふふ・・・。

Trackback on "EXPO 2005『愛・地球博』- キッコロゴンドラ/シンガポール館/そして、帰路"

このエントリーのトラックバックURL: 

"EXPO 2005『愛・地球博』- キッコロゴンドラ/シンガポール館/そして、帰路"へのトラックバックはまだありません。

Comment on "EXPO 2005『愛・地球博』- キッコロゴンドラ/シンガポール館/そして、帰路"

"EXPO 2005『愛・地球博』- キッコロゴンドラ/シンガポール館/そして、帰路"へのコメントはまだありません。