2005年01月03日(月曜日)

故郷の空気

 どうもあけましておめでとうございます。皆さん、今年もよろしくお願いいたします。

 年始は意外と上越新幹線が空いているようなので、急遽混雑を忌避して保留していた帰省を実行、実家に帰ってまいりました。とはいっても日程が短かったので親戚への挨拶と休養だけで時間が過ぎ、友人と遊ぶ時間は取れなかったのですが。

 やはり新潟の空気は冷たくて、夜にはキンと冷えて靴下なしで歩くと足が痛いくらいの板張りの廊下や、寝る際に布団から出た頭が引き締まっていくような感覚は東京ではないものです。いつも冬に新幹線を降りて燕三条のホームに立つと、「ああ、この空気だ」と思うのです。寒いのではなく冷たい、雪が降る時独特の、張りつめた、輪郭がはっきりした空気。その空気を肌で感じると、「ああ、帰ってきたな」と思うのです。故郷の空気というのはやはりわかるものですね。落ち着きます。帰るところがあるというのは自分では普段気付かないけれど意外と大きな支えになっているのかもしれません。やはり私は、新潟の冬の冷たい、ピンと張りつめた透明感のある空気が大好きなのです。

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