2004年10月23日(土曜日)

新潟にて地震発生!

 新潟で大地震が発生しました。1964年6月16日に昭和大橋を落としてその名を馳せたあの新潟地震に比肩する規模のその地震の発生を私が知ったのは、浅い眠りの中ででした。そう、ここ横浜・日吉も最初の二回の震度6強の地震の際は結構揺れたのです。

 午前中の客先作業を終え、ついでに新宿で買い物などして夕方に帰ってきた私は、家に着いたら疲れて軽く仮眠していました。すると、軽いコンッという衝撃に続いてゆらゆらと地面が揺れています。「ああ、地震だな」と寝ぼけた頭で思った私は、その時はいつか来ると言われている関東大地震がとうとう来るのかと実感なく身構えはしたものの、まさかその被害の中心が新潟だとは思っていませんでした。数分、部屋全体が船になって海で揺られているような大きな揺れが続いたものの、意外に揺れは小さかったので「ああ、これは関東大地震ではないのだな」と安心し、私はそのまま再び眠りについていきました。

 それからいかほども経たない内、PHSに「新潟が大変なことになっている!」という知らせが届きました。「マジか!?」とテレビのNHKをつけてみると、何と本当に酷いことになっているではありませんか!その時点(18:15頃)で小千谷や栃尾で立て続けに震度6強を記録する地震が2回も起き、新幹線が脱線したとか家屋が倒壊したとか火災が発生したとか停電が広がっているとか、とにかく不確定情報が様々に飛び交っています。電話回線もパンク状態で、私も実家にも友人にもつながりませんでしたし、報道ですら電話がつながらないため被害の状況が把握できていないというありさま。しかもまだ余震がずっと続いていると言います。「これは、さすがにやばいなぁ・・・」と危機感を覚えながら実家や友人に電話をつなごうとしていると、最初につながったのは新潟市内で映画を観ているところを襲われ、映画館を追い出された"インモラリスト" Pond-Field氏でした。彼曰く、隣のスクリーンでドンパチ激しいシーンやってるんだろうなと思っていたら映画が終わり次第エンドロールも打ち切られて、営業停止だと追い出されたとか。その後地震だと知り、家が三条の彼は誰かに連絡を取ろうとするも全然電話がつながらないなど、なかなかのスクランブルぶりだったようです。どちらかというと帰宅後送ってくれたメールに写っていた、背の高い本棚風のCDラックやCRTディスプレイが揺れでなぎ倒されている部屋の風景の方がスクランブルだったって説もありますが・・・。三条・白根の辺りはまだ揺れは小さかったらしいですが、とはいえ相当のものはあったようです。別の友人は「確かにこれまで経験したことがないような揺れだったけど、まぁ大丈夫」とのこと。何よりです。両親はというと電話が20時前につながった時は割に元気そうで、むしろ興奮気味に色々語ってくれました。「新潟地震の時はまずゴンッて大きな音がしてから揺れたから、今回も同じ音が聞こえて"ああ、来るな"と思った」とは母親、「震度6に直撃されなければウチの本棚は倒れないな。ステレオも大丈夫だった」と喜ぶのは父親です。うん、大丈夫そうです。とはいえ電話で話している最中も余震が来たみたいで、なかなか油断のならない状況は続くようです。

 23時の現時点で震度6強の地震は3回を数え、25万世帯以上での停電や火災等、結構な被害が出ています。大分回復して来たようですが、一時期は脱線した上越新幹線を含めJR全線運休、高速道路も閉鎖と戒厳令の世界だったとか。とりあえず私の周りは大丈夫なようですが、天災も人災も続いている新潟、やはり心配です。集中豪雨の時も言いましたが、呪われてますって絶対・・・。誰がどれだけ悪いことをしたんでしょう?そこんとこはっきりさせときたい今日この頃です。

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