1999年11月22日(月曜日)

松坂商業ギター部発表演奏会

 ここ数日日記の更新ができずに申し訳ありませんでした。理由は飲み会と私の肉体疲労です・・・。昨日はわざわざ三重まで某M商業の発表演奏会をバスタ−しに行ったのですが、いや、相変わらず大したもので。京都コンサ−トホ−ルよりもまだ大きいホ−ルでもノーマイクで聴けるだけの圧倒的な数の暴力には降参です。しかもその大人数でどうしてあんなにピッタリ合うんだ!? ヤツらに比べればウチも某N永合奏団も所詮は児戯といった感じですね。いやいやマジで。とりあえず『バロック風フニクリ・フニクラ』はどう聴いてもブランデンブルグの5番だろとか、朗読劇はもうちょっと聴いててこっちが恥ずかしくならない程度のものを選んでくれとか、不必要なまでに飛び跳ねんな指揮とか、微妙に細かいツッコミ所はありましたが、演奏の方はもうとことん堪能させてもらいました。あれが高校の部活というんだからちょっと嫌になります。そらイタリアにも演奏旅行に行けるだろうよ。聴いてて本当にプロのオ−ケストラにも負けないだけのスケールがあるんだから大したものです。羨ましいですね。一回でいいからあんな中で弾いてみたいものです。練習とかその他色々な意味で厳しいんだろうけど。っていうか『海のファンタジ−』やっぱいい曲だって。弾かせろオレにも。

 そして客演の藤井敬吾氏の演奏もまた素晴らしかったです。ネットでクラシックギタ−系のサイトを回ってると尊敬するギタリストに藤井敬吾氏を挙げる人がやたら多いのもわかる気がします。ハッキリ言って出てきてヒョコッとした礼をしてチョコンと椅子に座りやがった時にはただのみすぼらしいオッサンに思えたものですが、弾き出したらこれがもう・・・!!! 一糸乱れぬ演奏とスッキリしてるのに情感溢れるクリアな音色にもう虜でした。『アルハンブラ宮殿の想い出』も信じられんくらい粒の揃ったトレモロとくどくないのにいやに情感溢れる演奏でよかったのですが、何よりもヤツが弾く『羽衣伝説』がまた無茶苦茶カッコいいんだ。端で見てても何やってるのかよくわからない恐ろしい特殊技法も満載でしたが。キラキラ輝く超高音ハーモニクスと並行して走る左手だけの低音旋律とか、理解は可能でも実行は不可能な技術もまた・・・。思わず『羽衣伝説』も弾きたくなってしまいましたが、やはりそれはやめておきます。弾けてたまるか、あんな曲!!!!! おそるべし藤井敬吾。微妙に弾いてる姿とオーラはPCKとかぶってました(←にらめっこも同意)。ということはPCKも今後の精進次第ではあのクラスに・・・?

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