2008年03月31日(月曜日)

いつものように年度末

 3月31日。今年も年度末がやってきた。今年は29日の土曜までで仕事は大きく一区切り付いていたので、割に平穏な年度末の業務を淡々とこなしていた。毎年のことだが、この日には色々な人が去って行く。明日以降、新卒入社も含めて新たに来る人も多いが、その前にやはり去って行く。今年はウチの会社(昨年分社化した子会社の方)だけで3人。すべて派遣社員の人が契約満了という形で去って行った。

 何気にこの業界は狭い。私はその後道でばったり会った程度しか経験がないが、会社を去った人と別の形で仕事で再び会うこともままあるという。今日去って行った人の一人は、ウチの製品が好きなのでいつか自分が勤めるところにも薦めてみたいと言ってくれていた。多分に方便だろうが、まぁそれでも素直に嬉しく思うくらいはいいだろう。あくまでも期待はせずに。そのようにして、ある人は去り、ある人は残って、少しずつ組織は変わって行く。よくも悪くも、時間は流れ、何かを運び去り、何かを連れてくる。今、東京の桜は満開だ。今朝の冷たく暗い雨に打たれて、その花を少しばかり散らせていた。花は咲き、散り、そしてまた咲く。そういうことだ。

 今日付けで去って行く三人のうち、二人は帰り際に挨拶をした。こういう時、私が最後に言う台詞は昔から変わっていない。こちらはまぁこれからも適当にやるから、アンタもアンタで元気でなという、そんな大雑把な手向けの挨拶。少し、右手を上げてこう言う。

 ・・・達者でな。

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