2005年11月08日(火曜日)

ワクチン VS 体温

 今日は会社でインフルエンザの予防接種があった。「何を小学校じゃあるまいし」と思うかもしれないが、ウチの会社では去年から全額会社負担で全社員対象にやっている。「インフルエンザで休まれるより、予防接種に金をかけた方が経済的」との理由かららしい。とはいえインフルエンザ予防接種の効果自体が疑問視されている昨今、敢えてそこに金をかけるのも結構チャレンジャーだなと個人的には思うのだが、まぁやるというなら声を荒立てて反論する程のことでもない。「去年はちゃんと予防接種を受けた後輩がしっかりインフルエンザにかかって倒れてたよなー。そもそも今年流行る型の予想が外れてしまえば予防接種の効果云々以前にホントに意味がないんだよなー」とか何とか余計なことを考えつつも、とりあえずは受けに会場に足を運んだ。

 予防接種会場は社内の会議室。当然社員が何人か並んでいる。予防接種の前には体温測定。これで体温がある閾値以上あると予防接種は受けられない。前にはやたらガタイがよくて元気で健康そのものに見える総務の人が「俺、去年も体温測定で37度5分あって、医者が"ダメだ"というのを"大丈夫です、打ってください"って言って無理矢理打ってもらったんだよなー。平熱高いんだよ」とか言いながら体温を測っている。そして今回も37度0分の熱があった彼は、まんまと医者に接種を断られていた。しかも「大丈夫です、打ってください」と何度も言い切った上で。最後には結局彼が折れて、「ははは、打ってください、打ってくださいって、まるでシャブ中みてーだな」と笑いながら彼は部屋を出て行った。

 さて、いざ自分で体温を測ってみると、なんと見事に37度1分。これでは堂々の接種拒否圏内だ。とはいえ平熱が高い私は37度2分くらいまでなら余裕で通常範囲内。出直しも面倒だからできれば今回打ってほしいと一応説得は試みてみるも、医者の方も「今年のワクチンは強いから37度以上は打てない」と絶対折れない。結局、やはりこちらが折れて明後日の2回目に再挑戦ということになった。しかし、明後日は予定では徹夜作業明け。問診で「徹夜明けなんですけど大丈夫ですかねー?」とか聞いたら絶対ダメって言われるに違いない。何より、37度1分で接種を見送ってなどいたら、私にはいつまでたっても予防接種をすることができないのですよ。

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