2003年10月09日(木曜日)

涙の六本木ヒルズデビュー

 そもそもは一週間程前に始まりました。ウチのグループ長と営業のグループ長が私のところに来て、現在のところウチの会社では私が技術面の主になって扱っているとある製品のデモをしてくれないかと言います。当然私はそりゃもちろんと請け合うわけですが、色々と話を詰めていくうちにいつも出先でのデモで使ってるノートPCは正直あまりスペックもよくないし、快適にデモをしてサクサク動いてるところをお客さんに見せるにはちょっと重いね、という話になりました。確かにそれは問題です。そもそもマシンの性能が問題なのですから、プログラムを多少どうこうしたってたかがしれてます。じゃあどうしようか、と話をしていた時に、誰かがこう言いました。

「まぁ、場所も近いしこのマシン(私がいつも使っている開発マシン)担いでタクシーに乗って行ってもいいな」

 ・・・ほほう、この私の省スペースどころか思っくそ普通のタワー型のデスクトップマシンを担いで客先まで行くと。なるほど、それなら確かにマシンパワーの問題は解消します。ですが・・・、

「デモってどこでやるんですか?」
「ん?六本木ヒルズ

 ・・・ほほう、確かにそりゃ近いな。っていうかヒルズかい!? というわけで、今日私は今日本で最もホットなスポットの一つであることに疑いのない六本木ヒルズを、いつも会社で使っているタワー型のデスクトップを担いで闊歩していました(爆)。プライベートで行った人の話によると実は意外とつまらないらしい六本木ヒルズ、商品一つ一つ当たりの展示スペースがやたらに広く、その空間の広さに呼応するかようにお値段の方もやたらと高いブランドものばかりが並び一般庶民が買い物できるスペースがほとんどないという六本木ヒルズ、そこを私はタワー型のマシンを重そうに担ぎながら歩いて行ったわけです。とにかく最新鋭な六本木ヒルズ、オフィス棟に入るためには空港のようなセキュリティチェックを受けなければなりません。探知機の間を通る時、このマシンがチェックに引っかかって止められたらどうしようかと思いました(苦笑)。何はともあれセキュリティチェックでも止められずに無事通過することができたわけですが、ってゆーか逆にPC担いでても無事に通れるセキュリティチェックって、一体何をチェックしているのでしょう?こんなでかいタワー型のマシンなら中に爆弾の1つや2つ隠せるんですがねぇ・・・。帰り際、ヒルズの静かで高速なエレベーターで、制服姿のキャイキャイ騒ぐ女子高生達とスーツを着込んでタワー型のマシンを抱えた私が乗り合わせるその風景や、ガラス張りの回転ドアをタワー型のマシンを抱えた私がくぐり抜けてきて、水が流れるアクリルの壁の横を抜けてエスカレーターに乗り込む様は、きっと端から見ると得体のしれないシュールさが漂っていたに違いありません・・・。今日という日に、そんななんとも言えない微妙な気まずさが残るヒルズデビューを私は果たしたのでした。どっとはらい。

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