2003年06月15日(日曜日)

『亡き王女のためのパヴァーヌ』編曲に当って

 さてさて、今年も立命クラギタAアンの編曲を頼まれている私ですが、実は今回は編曲を行うに当たり相当色々と悩んでいます。曲はラベルの『亡き王女のためのパヴァーヌ』。ギター編も色々あり、資料にはこと欠かないので、ただ編曲するだけなら雑作もないことなのですが、その「ギター編も色々ある」ところが逆に私の悩みの種となっているのです。ジュリアン&ジョンの『超絶のギターデュオ』の中で聴けるブリーム編、大萩康司が弾いているディアンス編、私が譜面を持っているデュアルテ編と、デュオ、ソロを問わずこの曲はギターのレパートリーとして既に成熟してしまっている感があるのです。だからこそギターにトランスした際のイメージはつかみやすくてやりやすいのですが、そのデュオやソロで完成した感のある曲を今敢えて合奏である意義は何か、そして合奏で表現できてソロやデュオで表現できないことは何か、偉大な先人の編曲がある上で、敢えて素人の私が編曲で挑めることは何か、とまぁ色々と考えてしまうわけです。下手したらブリーム編やディアンス編、デュアルテ編を切り張りして各パートに分けただけ、ってな印象の代物にもなってしまいかねません。困ってるんですよねぇ、マジで。マイケル・ヘッジスばりにタッピングやフライング・レスト・ストロークや重音ハーモニクスを縦横無尽に鏤めたらどんな顔されるかな、とかそんな危険な思想を思わず持ってしまうくらいです(ってゆーかあの曲でフライング・レスト・ストロークなんぞどこで使うんだ!?)。まぁまぁそれは冗談にしても、さ〜て、どうしましょうかねぇ・・・?

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