2002年11月02日(土曜日)

シノさんと休日を

 昨晩はシノさんがウチに泊まりに来ていました。が、待ち合わせ場所等何も決めていない状態だったにも関わらず私は家にPHSを忘れて会社に行ってしまい(爆)、「やべぇ、電話番号が思いだせないぞ」と思いながら必死でシノさんのメールアドレスを思い出し、会社からめくらめっぽうメールを打ち続けたという・・・。そして十数通の「Undeliveried」が返ってきた後、やっとシノさんのメールアドレスを探り当てた私はギリギリ一杯のところで渋谷にてシノさんと会うことができたというわけです。いや〜、PHSがないだけで一苦労ですね(笑)。そしてそのまま欲望の街渋谷でシノさんと飲み交わし、ウチに来てからも軽く飲みながら語らって、偶発的にモーツァルト部長殿から電話がかかってきたりもして、秋の夜長はふけていきましたとさ。そして今日はシノさんとともに天気のよい非常にアンニュイな空気の中現代ギター社まで繰り出し、買い物をした後池袋でシノさんは東京駅へ、私は家へと別れていきましたとさ。ウチに仲間が来るのも久しぶりですが、まぁまぁやはり学生時代のようにウチで適当に語らいながら過ごす夜というのは悪くないものです。

 現代ギター社に行った今日の収穫ですが、今回は譜面を2つばかり購入してきました。一つは藤井敬吾先生の作品集『中世組曲』。このタイトルトラックは4回の時アルハンブラコンサートで聴いて以来、ちょっと弾いてみたい曲の一つです。まぁすぐ弾くかどうかはわかりませんが、やはり譜面というのは持っているだけでも嬉しいものですからね。・・・そして、その『中世組曲』をすぐ弾くかはわからないと言ったのにはわけがありまして、実は今日他にもう1つ実に熱い曲の譜面を見つけてしまったのです。それはジャックス・カストレードの『2つのインベンション』。この中の第2曲『インベンションNo.2 ピンクフロイド讃歌』はそれこそ大学の最初の頃、1回か2回の頃からずっと譜面を探していたにも関わらず見つけられなかった曲なのです。な〜んかアサド編『ブエノスアイレスの四季』といい、こっちに来てから出版されたり再入荷される曲が多いですねぇ。できればもっとまとまった時間ギターに集中できる学生の内にこれらの曲は弾いておきたかったのですが・・・。

 この『インベンションNo.2 ピンクフロイド讃歌』は、プロだと福田進一氏が『ギタリスト伝説』の中で弾いているのですが、『リブラ・ソナチネ』や『澄み切った空』がクールで派手な曲の代表格として幅を効かせている昨今、いきなりこいつをステージで弾いたらかなりの大反響間違いなしなんだろうなという実にヤバイ曲です。気違いじみて複雑なリズムで連打を続ける低音と、微妙にボサノヴァチックとも言えなくもないノリでガンガン突き進んでいくテンションの高い不協和音の嵐が無茶苦茶熱いのです。いや〜、この曲はヤバイなぁ。いいもん見つけました。早速明日、明後日はこの曲を弾き倒そうと思います。

Trackback on "シノさんと休日を"

このエントリーのトラックバックURL: 

"シノさんと休日を"へのトラックバックはまだありません。

Comment on "シノさんと休日を"

"シノさんと休日を"へのコメントはまだありません。