2002年06月09日(日曜日)

2002年度BKC独重

 さてさて、BKCの独重があるということもあり、週末京都に出かけていました。来すぎってのは言いっこなしです(爆)。BKCの独重は、皆さん頑張っているのがよく伝わってくる内容で、改めて「ん〜、部活っていいねぇ」とか思ってしまいました。仕事やってるとね、どうしても「あ〜もう、世の中みんな金かねカネかい!?」とか叫びたくなる瞬間があるものですから。純粋に羨ましいですよね。まぁやってる当時はプレッシャーやら何やらあり、決して純粋に楽しいばかりでもないものですが。印象に残ったのは、数少ない執行部の皆さんが少ない人員をもり立ててやりくりして演奏会を作ってきたという感じが凄く演奏にも現れていたことでした。それはまぁよくも悪くも、ということなのですが。頑張ってましたねぇ。技術的なところで厳しい面に触れるなら、指が動く動かないのレベルではかなり高い水準を持つ人が結構いるのに、音がしっかりしてなかったりテンポ感に安定感がなかったりして、結果的に演奏が聴いてる側に訴え切れてない人が多かった気がします。どんなに難しい曲やパッセージを弾いてみせても、それがただ手元でちょこちょこと鳴ってるだけじゃあ客席には伝わらないし、テンポ感の不安定さは聴く側に不安さや不自然さを感じさせます。特に指が動く人ほどよく動く指に頼り過ぎているのか、ある人は音に説得力がなかったり、またある人はテンポの不安定感が妙に目立ったりと、音符レベルでの技術に安心して油断して、音楽を奏でるということに対して鈍感になっているのではないかなと感じてしまいました。定演の際にはその辺りもっと成長して、安心して聴ける演奏をしてくれるいい音楽家になってくれていることを期待します。今回の私の中のMVPはC技のぶ〜れ氏。何故譜面代が出ていたのかは多少疑問ですが(笑)、一番しっかりした音と表現で、安定感のある安心した演奏を聴かせてくれました。比較的地味(?)な曲ではありましたが、その地味な曲を音楽としてきちんと聴かせてくれるセンスのよさはいいと思いましたね。

 そして私は今日新幹線に乗って横浜に帰ってくるわけですが、私が新横浜に着いたのは実に午後7時ジャスト。W杯日本VSロシアのキックオフは8時半です。そして横浜国際競技場の最寄り駅は新横浜です。・・・案の定新横浜駅は大量のワールドカッパーで埋まっていて、そりゃもう軽くパニック状態でした。色々なところに人種を問わず「Ticket!!!」とか書いたボード持って立ってる人間いるし、どう見ても高校生以上には見えない女の子とかが日本のユニフォーム着て頬に日の丸書いて、何を思ったか腕に「愛国精神」とかデカデカ書き込んでたりして、「オイオイ、オマエらその言葉はちょっと如何かと思われるぞ」などと心の中で突っ込みながら、私は大きな人の流れに逆行する形で日吉に帰ってきました。そしてまた、幸か不幸かロシア戦、勝っちゃったんですよねぇ、日本。いや、私もテレビで観ててそれはやはり大変面白く見させていただいたのですが、妙に日本が勝ってワールドカッパーが増えてくると、来週金曜、衣笠の独重の人の出足が・・・。日本VSチュニジアが18時キックオフ、対して衣笠独重は18時開場、18時半開演。思っくそかぶってます(爆)。いや〜、やばいですねぇ。どうせなら出演者の皆さんには少しでも多くの観客の前で弾いてほしいと願うのですが。まぁまぁ、動員数がどうであれ、来週の衣笠独重、私は大いに期待してますので皆さん頑張ってください。

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