2000年11月24日(金曜日)

2000年度関西大学定演所感

 今日は関大さんの定演です。あそこは合奏がとてもうまいし、毎年楽しいステージ構成や演出をしてくれるのでいつも楽しみにしているんですよね。私らの回生は結構関大さんをライバル視していて、毎年の定演の勝敗を自己診断していたりするのですが、・・・見事に全敗です(泣)。やはりあそこは最後の大合奏のクオリティが高いですからねぇ・・・。去年の『カレリア』は本気で「うまいなぁ〜」と感心してしまったくらいでしたし。そして今年も彼らはやってくれました。ディアンスの『リブラ・ソナチネ』、FoccoだけでなくIndiaも弾いてる学生は初めて見ました(爆)。ピアソラアンサンブルだけは少々物申すという感じで、実際アンケートには結構色々書いてしまいましたが(笑)、まぁ私も定演前はピアソラに苦しめられましたからねぇ・・・。そしてウチらの回生の一部と仲のいい二人が弾いた『ジョンゴ』も頑張ってました。あのクソ難しい曲をやるのはさぞかし大変だったでしょう。アイリッシュアンサンブルはとても気持ちのいいケルティックダンスを聴かせていただきました。全員楽しそうでしたね。あれがやはり有志アンサンブルの醍醐味でしょう。私も一時期はまっていたアイルランド民謡を堪能させていただきました。4回生ステージは、・・・勝ったな(多分)。いや、俺のソロのミスは、・・・ごめんなさい。しかし凄かったのは二部の最後の『魔笛の主題による変奏曲』。イントロから雰囲気をバリバリに出し、立て続けに入る超速のスケールやアルペも実に綺麗に軽やかに、しかも細かい強弱や音色の使い分けもバッチリ決めて、見事に最後まで弾ききってくれました。演奏のタイプとしては京大の聖帝殿に近いようなサラリとした弾き方で、終始軽やかに伸びやかに。まいりました。これまで生で聴いた『魔笛』の中では飛び抜けてうまかったです。そして最後の大合奏も、相変わらずちょっとギターにならんような曲を適確な編曲と高度な合奏技術と連帯意識で見事に演奏するという関大さんのスタイルは変わっていなく、そして相変わらずさすがな演奏でした。今年はアンコールで演奏しながらアナウンス&閉幕というドラマチックなエンディングはなかったですが、恒例のミラーボールはやはり感動を誘いました。さすがです、関大さん。一緒に定演やってみたかった大学No.1は関大さんです。そして同率首位で龍大さん。両大学ともタイプは全然違いますがね、やってみたかったなぁ・・・。

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