2000年02月24日(木曜日)

細野真宏著『経済のニュースが面白いほどわかる本(日本経済編)』

 今日は故あってきょいと本屋巡りをしていたのですが、そこで非常に懐かしい著者のかなり意外な本を見つけてしまいました。受験時代理系だった私は数学の勉強をするのに当時流行していた『数学が面白いほどわかる本』シリーズにかなりお世話になって助けてもらっていたわけですが、そのシリーズの著者である細野真宏氏が今度は経済の本を書いていたんですねぇ。その名も『経済のニュースが面白いほどわかる本(日本経済編)』。かなり衝撃的でした。「そんなことまでやるんかい!?」と思ってしまいましたからね。表紙の装丁、使っている紙質、中の字体や図の使い方、すべてが昔何回もやり直した『数学が面白いほどわかる本』シリーズと同じになってて、思わず懐かしさも手伝って購入してしまいました。まぁ丁度経済の事も少しは勉強しないといけないなと思っていた時でしたからね。ある意味グッドタイミングです。

 で、現段階で大体3分の2くらいは読んだのですが、これは相変わらずの読みやすく平易な文体と経済の本らしからぬ参考書的な要素がうまく使われた実に読みやすい本です。経済という言葉に付きまとう小難しさを感じさせてくれないところがよいですね。内容の方もいくら経済に疎い私でもそのくらいは知ってますよ、というところから徐々にステップアップしていって、後半ではなかなか結構な事まで解説してくれてます。基本的なことがほとんどではありますが、その基本的なことも相当に抜けていた私にとってはありがたい一冊と言えるでしょう。しかしまえがきの部分で東大や京大、早稲田慶應あたりの学生にとったアンケートで「デフレ」の意味を知っている人が28.2%、「インフラ」が7.5%、「モラルハザード」が3.4%、「デフレスパイラル」が9.4%しかいなかったというのには驚きました。最後の「デフレスパイラル」は私も知りませんでしたが(それが一時期ニュースのキーワードとして何回も説明されていたという事実すら知らなかった)、さすがに他は知っているのに・・・。なにも経済に疎い学生は私に限ったことではないということなのでしょうか。でも「デフレ」くらい小中学でやったと思うんですがねぇ・・・。まぁ著者の細野氏は本の著者紹介によると今や「カリスマ講師」になられているようですが(カリスマ美容師以来流行ってますね、この言葉も)、私のようにたまたま本屋でこの本を見つけて買ってしまう受験世代の人間も結構いることでしょう。それで多少は経済に対する意識が変わったらよいのでは、とつい自分の事を棚に上げて思ってみたりもします。いや、「デフレ」の意味も知らないのはさすがにやばいでしょ!? 今度は同書の世界経済編が出るそうですが、そっちもちょっと読んでみようかなと思っています。しかし受験が終わってもその著書を見るだけで手を伸ばしてしまう辺り受験の「カリスマ講師」という言葉も説得力はありますよね。

Trackback on "細野真宏著『経済のニュースが面白いほどわかる本(日本経済編)』"

このエントリーのトラックバックURL: 

"細野真宏著『経済のニュースが面白いほどわかる本(日本経済編)』"へのトラックバックはまだありません。

Comment on "細野真宏著『経済のニュースが面白いほどわかる本(日本経済編)』"

"細野真宏著『経済のニュースが面白いほどわかる本(日本経済編)』"へのコメントはまだありません。