2000年01月14日(金曜日)

ヤドクガエル

 世の中には矢毒蛙を飼おうというかなりチャレンジャーな人もいるものなのですね。いや、私も基本的にカエルは大好きですし(目がいい。ただしあまりデッカイ品種はパス。トノサマガエルが限界か。やっぱアマガエルでしょう)、もちろん毒物もこよなく愛するわけですが、ヤドクガエルっていったら猛毒成分バトラコトキシンを持つ実にデンジャーなカエルですよ。いや、確かにヤツは模様とか凄い綺麗だけど、でもバトラコトキシンっていったら1gあれば10万人の人が殺せるくらいの猛毒成分なんですよ。しかも体表面で分泌してやがるから、触れた瞬間にもうアウト。この世からサヨナラです。マムシのヴィペロトキシンもフグのテトロドトキシンも目じゃありません。最強の動物毒です。神経細胞のナトリウムチャネルの透過促進作用、要するにテトロドトキシンとは反対の作用を起こして神経を麻痺させてしまうわけですね。似たような毒を持つ生物としては数少ない毒鳥として有名なピトフーイなんかがいます。コイツの毒成分はホモバトラコトキシン。名前からして似てますね。おまけに現在のところこのバトラコトキシンに対する治療法はまったく確立されてはいないのです。つまり飼育してる途中で間違ってまともに触ったりしたら・・・。う〜ん、これだけの猛毒と隣り合わせで過ごす日常というのもなんだかカッコいい気もしますね、しかし。そんなヤドクガエルの飼育日記を載せているホ−ムペ−ジを見つけました。写真のカエルはかなりかわいいです。ついでにそこのリンクにはヤドクガエルの専門店のペ−ジへのリンクもあります。専門店って・・・。

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