1999年01月07日(木曜日)

新年、"自分"と向き合う

 ここ数日諸般の事情によりアナログな生活を送っていたのでHPの更新ができていませんでした。その間更新を心待ちにしてこのペ−ジを覗いている人がおられましたらごめんなさい。これからはやります。

 さてさて、話はガラリと変わりますが、皆さんは普段どのくらい“自分”というものを考え、それをどの程度自覚しているでしょうか。もちろん全部の人がそうというわけではないでしょうが、大体の人は普段そのような問題に目を向けないで漠然とした自己意識の中で生活しているのではないでしょうか。新年を迎え、新たな一年の展望をはかりたい今の時期、ちらとそのような“自分”というものに向き合ってみるのも悪くはないのでは思うのですが・・・。そこでちょっと“自分”というものを見直してみるためのちょっとしたゲームのようなものをやってみましょう。これは別に心理テストといった類いのものでもありませんし、自己啓発のためのトレーニングでもありません。普段表層意識から隠れた(あるいは表層意識に抑圧された)“自分”を見つめてみるためのちょっとしたお手伝い、ダイナマイトに付いた真管のようなものです。まぁ暇潰し程度に思ってやってみてください。一人のときにリラックスした状態でやるのがよいのではないでしょうか。神経がピリピリしてる時にやるとかえって自分を見失ったりしかねないでしょうし。

 ではやり方を説明します。筆記用具を用意してください。コンピュータみたいなのは使わない方が無難かもわかりませんね。手で書きましょう。そして用意した紙に「私は」で始まる文章を上限13個を限度に思い付くまま書いていってみてください。変に考えたりせずに、思い付くままに。書くことが次々思い浮かんで止まらなくなるかも知れません。あるいは何も思い浮かばずに手が止まってしまうかも知れません。まぁそれのどちらがいいとかいうものではありませんのでね。で、終わったら自分が書いたものをゆっくりと読み直してみてください。あなたはそこにどんなことを書き綴ったでしょうか。自分の性格のこと? 成績や他人からの評価といったこと? それとも恋愛や対人関係について? あるいはそんなものではない全く違った何か? 何が書かれていてもよいのです。それ自体いいわけでも悪いわけでもない。肝要なのはそこに書かれたことがすべてあなたの心の中に確かに潜んでいる“自分”の欠片であり、あなたが気付いていなくとも普段心の中に潜んでいる気持ちであり傾向であり欲望であること。もし最初何故自分がこんなことを書いたのかわからないというようなフレーズが混じっていても、何度も何度も読み返していくうちにそのフレーズの奥深くに潜んだ“自分”の欠片を見つけることができません。そこから先は、あなた次第です。

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