2002年01月29日(火曜日)
祭り、危うく
今日は同グループながら私が入っているところとは違うプロジェクトの方が修羅場を迎え、二人会社に泊まり込んでのプログラミングという事態になってしまったようです。私はその二人になんか悪いなぁと思いながらも渋谷発23:40くらいの電車で家路についたのですが、日吉まであと一駅、元住吉に電車が停まっている時に私のPHSに着信が入りました。見ると、会社に残っているはずの先輩からです。「ゲッ、・・・まさか???」と思いながら私は電話を受けます。すると、・・・案の定というか何というか、私の担当プロジェクトでバグ発生という訃報でした。とりあえず日吉駅に着いてから折り返しますと電話を切り、数分後私は非常にブルーな心境で日吉駅のプラットホームに立ちました。渋谷行きの最終は0:34分。それまでに電話でケリをつけなければ私も泊まり込み部隊に参加です。時計は既に0時を回っていました。さらに悪いことに、なんとPHSの電池がなくなりそうではありませんか。家まで帰って宅電でかけるなど悠長なことをしていては、いざという時最終の渋谷行きに飛び乗ることはできません。私は頭の中で考えられるだけの原因と対処を整理してから会社に電話をかけました。しかし、それらの対策も次々と打ち砕かれていき、私は何度も電話を切っては考えて、折り返し電話をまたかけてはまた切って・・・、ということを繰り替えしていました。時計は既に0:20過ぎ。無事に家のベッドで眠りに就くにはそろそろリミットです。私は祈るような気持ちで何度目かの電話を会社にかけます。電話の向こうでカタカタとキーを打つ音が聞こえます。そしてコンパイルして動作確認。・・・一瞬の間があきます。うまくいってくれと本気で思いました。そして、・・・「あっ、動いた!」、その声が聞こえた瞬間、私の心はどっと安堵に満ちました。時刻は0:30。あと少しでまた電車に乗って渋谷にリターンしなければならない瀬戸際でした。危なかったです。久々に本気で動揺していた自分がいたことにその時初めて気がつきました。いや〜、システム開発者たるもの、会社を出ても油断をしてはならないのですね・・・。